8/11 に開催した「クッキーを作って、自分だけのパッケージデザインをしよう!」の講座のレポートです。
「おやつを作るだけでなく、ブランディングやデザインについても触れ、自由に表現してほしい。」
そんな思いから開催した親子向けおやつ教室でしたが、実際には「フードデザイン教室」となりました。
自分だけのブランドとして、徳島県産素材を使った、商品を完成させる一連を体験いただきました。
●TIME TABLE
9時半〜10時半 クッキー作り
1)生地を作る
2)生地を丸める
3)冷やす
4)焼く
10時半〜12時 パッケージデザイン
1)ブランド名などを考えみよう
2)デザインを考える
3)クッキーを詰めてデザインしたシールを貼る
1、クッキー作り
まずは、クッキー作りです。今回は、徳島の名産「和三盆」を使ったクッキー。シンプルな材料でご自宅でも再現しやすいレシピです。
シンプルなプレーンと、みんなが大好きなチョコチップ入り、色合い鮮やかな抹茶入りの3種類。1つずつ計量して、手で丸めて行きました。
あ、プレーンと抹茶をマーブルにしたものもありますね!素敵なアレンジ。
こちらのクッキーは、焼く前に冷凍庫で生地を引き締めてから焼くと、綺麗なボール状に焼きあがります。
高温で3分ほど焼いて、低温に下げてからさらに10分ほど焼きます。
焼きあがったクッキーは、完全に冷めてからパッケージに詰めますので、冷めるまで、デザインのワークに移ります。
2、パッケージデザイン
まずは、パッケージデザインて何だろう?ということで、スーパーなどで見かける商品をお見せしながら、解説しました。
1)ブランド名を決めよう
まずは、自分のブランド名を決めてもらいました。ブランド名って何だろう?そんな説明をしながら親子で考えていただきました。ブランド名は、この段階ではまだ決まりません。
2)誰にプレゼントする?
次に、プレゼントする相手を想定します。これは、言い換えれば「ターゲット設定」です。今回は誰かに買っていただくものではないので、参加者様がプレゼントしたい相手を想定していただきました。
3)メッセージを考えよう
商品には、特徴を簡潔に示す「キャッチコピー」などが添えられています。今回は、「わさんぼん」という素材名を書いたり、「プレゼントしたい人へのメッセージ」として考えていただきました。
さて、このへんで先ほど焼き上げたクッキーを試食!クッキーの味はどんな感じ?食感は?商品に添えるメッセージは、商品の味の説明でもいいですよ。
4)イラストを作ろう
ターゲットや、その人に伝えたいメッセージが見えてくると、「ブランド名」が固まり、「ブランド名」を表現するイラストの方向性が見えてきましたよ。
では、皆さんの作品を見て行きましょう!
こちらの参加者様のブランド名は、「ヨツバクッキー」。
「クッキーを食べて、願いごとを叶えて欲しいから」とのこと。素晴らしいですね。
クローバーの爽やかな色合いはお父さんに、優しい色合いは優しい弟をイメージしたとのこと。
「お父さんには抹茶を多めに。弟はまだ抹茶が苦いと思うから、抹茶は1粒だけ入れたよ。」
優しい気遣いも素晴らしいですね!
こちらの参加者様は、今日の体験を商品に詰め込みたいということで「summer vacaton」がブランド名になりました。お兄さんと、おじいちゃんおばあちゃんにそれぞれプレゼントしたいということ。
お兄ちゃんにはサッカーボールのマークを元気な色合いで、
おじいちゃんおあばあちゃんには、喜んでくれそうなお花の絵を暖かな色合いで書いてくれました。
そしてメッセージを添えたパッケージはこんな感じになりました。
自分が伝えたいことをストレートに表現しても、相手に伝わらないことはよくあります。
今回のデザインの体験を通して、相手が喜ぶ言葉やデザイン考えて表現する機会となりましたでしょうか。今後もフードデザイン教室を開催して行きますので、ご都合が合えばぜひご参加ください。
↓↓↓ 今回のダイジェストを動画にまとめています。ぜひご覧ください。 ↓↓↓