ヤッホー!暮らしの往復書簡vol.30 人と木の関係

2021.07.02

コラム
那須塩原にて

なおさん

太陽のエネルギーの強さ、数字と私の知らないスケール(単位)で示していただいたことで、想像を絶するものということがよくわかりました。そのような恩恵の下で私たちはいきているのですね。

さて、先日神山町に出向いた時のことです。諸用を済ませて自宅に帰ると、家の鍵がないことに気づきました。家に入れずあれやこれやと困っていたのですが、出かけ先に改めて電話をかけたら、鍵が落ちていたとのことで、安心して急いで取りに向かいました。

私は落し物をすると大体見つかる方なのですが、兎にも角にも、なくては困るものを見つけてくださった方がいることに感謝をしたくて、上一宮神社にお礼詣りをしてきました。

神社からの帰り道、いつもと違って参道ではなく緩やかな車道をゆっくりと歩いて下りました。

その時、森の木々の香りにとても癒されました。思わず深呼吸したくなる、この時期の緑の香り。私たち人間は、木々があるからこそ、酸素を取り入れることができるのですよね。

あ、待てよ?逆に考えれば・・・もし地球に人間や生き物がいなかったら、木々は二酸化炭素を取り込んで酸素を創造できるのか?人間がいなかったら、存在できないのではないか?

そんな風に思ったのです。

私たち人間は他の命をいただいて生きており、この罪悪感を拭おうと色々な行動をしてきました。ですが私たち人間の営みが、木々の、地球の活動のエネルギーになっているのだとしたら、まさに共存しているの関係なのだろうと感じました。

人間も捨てたものじゃあ、ないですね。