これは、私が佐那河内村の隣、神山町に住むフードフォトグラファー・近藤奈央(こんどうなお)さんとの公開往復書簡です。日々の暮らしの中で思ったこと、気づいたことをお互いのブログでお手紙のように伝えていきます。近藤奈央さんのサイトhttps://magewappa-bento.com/
先日のお茶畑の写真、生きるエネルギーに満ちて、キラキラととても心地よい空気が伝わってきました。
お茶といえば、昨年から上勝町の阿波晩茶の取り組みをサポートしています。
生産者の高木さんに、茶畑について案内していただくと、面白いことがわかりました。何かわかりますか?
元々は棚田だったこの土地は、水平面には稲を植え、畦道のところに茶の木を植えたそうです。
こうすると、田植えが終わった頃に同じ敷地内で茶摘みができる。畑を最大限に有効活用していたことを教えてもらいました。有効活用とはいえ、畦道や 田んぼと田んぼの間のヘリは斜面ですので、茶摘みをするにはかなり足を踏ん張っていないと危険。
今は、稲を植えることはなくなったため、田んぼだったところにも茶の木を植えています。
茶の木は枝がしっかりとしていますよね。茶葉も新芽の後は、成長するほどに厚みを増して、強さを感じます。
過酷な時期を耐えて育てられた茶葉は、その厳しさとは逆に、優しい味わいがなんともいえません。
徳島が生んだ素敵なお茶との関わり。また報告しますね。