これは、私が佐那河内村の隣、神山町に住むフードフォトグラファー・近藤奈央(こんどうなお)さんとの公開往復書簡です。日々の暮らしの中で思ったこと、気づいたことをお互いのブログでお手紙のように伝えていきます。近藤奈央さんのサイトhttps://magewappa-bento.com/
なおさん
こんにちは。春らしくなりましたね。工房の整備が着々と進んで、ご自分に気持ちの良い時間と空間を作られているのだなというのが、ひしひしと伝わってきました。
普段かけない手間をかけるというのは、ちょっと億劫だったことをやってみること。ハードルを乗り越えていくような作業で大きな一歩だなあと思いました。
私はというと 特にこれと言って新しいことをはじめていないのですが 春分ということで気持ち新たに掃除をしてみました。紙モノは結構処分できたのですが、いまだに手放せない服、食器・・・まだまだあります。PCの容量も。この春こそ自分の中の”空き容量”を増やすために、取捨選択してみようと思っています。
現状に仕方がないと思ってきたこと、長年変わらないこと。
これって変わらないんじゃなくて、自分の潜在意識で「結局何も変わらない」と念じすぎて、変わらない現実を引き寄せているのですよね。そのような現実を打破するには、「この現実は私にとって不釣り合いだ、おかしい」と認めることで、すぐに目の前の物事は変わっていくのだと先輩に教わりました。
そう、私たちは暮らしも人生も、これで仕方がないと妥協することなく、もっと相応しいものがあるのだと求め続けていいのです。
ではまた!