ヤッホー!暮らしの往復書簡vol.14 仕舞うことがエネルギー効率をよくする

2021.03.09

これは、私が佐那河内村の隣、神山町に住むフードフォトグラファー・近藤奈央(こんどうなお)さんとの公開往復書簡です。日々の暮らしの中で思ったこと、気づいたことをお互いのブログでお手紙のように伝えていきます。近藤奈央さんのサイトhttps://magewappa-bento.com/

こんにちは、なおさんのゴミ箱、素敵ですね。蓋をカスタマイズしていて、ゴミ箱には見えない佇まいで古民家にとても合っていました。

私もお気に入りのゴミ箱があります。学生時、インテリアを学ぶ中でミッドセンチュリーのプライウッドの家具に強烈に引かれたことがあります。その中で、こちらのメーカーのゴミ箱がどうしても欲しかったんですよね。

一人暮らしを始めた頃で、ゴミ箱に数千円かけるか?悩みましたが、結局一目惚れがやまずに買い、今の自宅にも連れてきました。塗装してあるので水を入れて花を生けることもでき、気に入っています。

SAITO WOOD

さて。

私も物の整理は苦手な方で、自分のキャパを超える物は持たないようにしようと心がけています。ものが増えると管理できないので、買う前に「捨てるもの、手放すものはないか?」を確認するようになりました。

とは言うものの、捨てられずそのままになっているものが多々あるのが実際のところ。同時にいくつものことを手がけて仕舞う私は、今着手しているものを全部机の上に広げがちです。仕舞うこと、手放すことが苦手なんですね。

それが、ある時聞いた言葉で目が覚めました。

「使わずに放置してあるものに、私たちはエネルギーを浪費している」

ハッとしました。まさに使わずにそこに置いてあるもの。捨てよう、いやまだいい。でも使わないし・・・どうしよう?

こういった考え往来や迷いは、溜まるほどに執着となり、私たちの精神的エネルギーの浪費に繋がります。このエネルギーはもっと他のことに使えば効率が良いのです。

それからは、捨てられなくても「なんとか仕舞う」ようにしました。仕舞うことが上手な方の職場を拝見しつつ、やや恥ずかしい思いをしながら見習っています。

「仕舞う」とは「終う」とも「蔵う」とも書きますが、 どれも静かな美しさが感じられる字面だなと思っています。

挿入した写真はとある日の「お終い」のワンシーンです。