これは、私が佐那河内村の隣、神山町に住むフードフォトグラファー・近藤奈央(こんどうなお)さんとの公開往復書簡です。日々の暮らしの中で思ったこと、気づいたことをお互いのブログでお手紙のように伝えていきます。近藤奈央さんのサイトhttps://magewappa-bento.com/
なおさん
お手紙ありがとうございました。冬至の節、嬉しく思いました。
この日を境に、日が伸びることから「一陽来復」と言いますよね冬至は、これ以上のない底から回復する時として、世界の随所でお祝いがされています。
私自身、ある程度の星読みファンなので今年は土星と木星のグレートコンジャンクションと冬至が重なり壮大な宇宙の祝福を感じました
そうそう、真のお祝いとか慶びというものはたいへん静かで慎ましやかなものだそうです
広告批評、やっぱり読んでいらしたんですね。戦争当時のものは知らなかったので、大変面白く拝見しました
広告の世界でいえば、私はコラムニストの故・天野祐吉氏のユーモアと鋭い視線のバランス感たっぷりな批評がとても好きで、学生の頃から考えさせられていました。
「Amazon 天野祐吉のCM天気予報 傑作選」
例えば、よく目にするようになった、野菜などの商品に「生産者の顔」を乗せて紹介する件。これも広告であるけれども、これについての賛否や彼の立場を示されています。
気軽に読めるコラムなので、ぜひお手に取ってみてください(私はこの本は誰かに貸したまま帰って来ずです・・・)
今年は人々がメディアに翻弄されました。コロナに限らず、台風や天候に関する過大な予報、人の噂・・・
メディアとは、自分の尺度と比較する程度の距離感としたい。
本当の出来事とは、自分の中にあり、全ては自分に問いかければ答えがあるのだということを自戒も含めて末筆とさせていただきます。
良いお年を!