2020年1月25日、graf awa gallaryさんをお借りして
遅めの書き初めとして、こんな構成で行いました
1、最初に、筆の使い方練習
2、いくつか文字練習
3、テーマを決めて作品制作
短い時間にかなり詰め込んでしまいました・・・
1、筆の使い方
まっすぐ書くことの難しさを、あたためて体験しました。手首だけ動かして書かない、体ごと移動させて、体全体で線を書きます。
普通に書いた次は、
わたしが好んで書いている「篆書(てんしょ)」の筆運びも、みんなで実践しました。
篆書は、「逆筆」といって、普段書く楷書などに比べて
始筆(紙に対して、始めに筆を入れるときの動き)が違います。
2、文字練習
「永」という文字は、
・縦画
・横画
・点画
・角折れ
・ハネ
・右はらい
・左はらい
といった、書の筆運びの多くが含まれている文字として、よく練習に使われます。
ということで、みなさんで、「永」の字を書く練習をしました。
「永」を楷書で丁寧に練習したあとは、
わたしがおすすめした篆書で「永」を書いて、
そのあと各自、書き方にこだわらず自由に「永」を書いていただきました。
いいですねえ。
文字には意味があって形を成しているので、
大きくバランスを崩して読めなくなると、文字の機能を果たさないかもしれません。
ですが、一度大きく崩してみることで
こんなバランスのあり?、とか
やっぱり本来の形が美しいね、とか
そういうアイディやセンス、感覚に疑問をもたないことが私は大切だと考えています。そんな気づきを得ていただけたら、いいなと。
そこでわたしも書いてみました。
カメラマンの久保さんに、わたしの書きぶりも撮影していただきました。
あ、普通はこんな風に筆をもっちゃダメですよ。
こんなに筆の上の方を持つの?と聞かれました。
確かに筆の下の方を持ったほうが、筆が安定しますが上の方をもつと、筆の動きが大きくなり、自然と目線も高くなる気がします。
慣れた方はチャレンジしてみてください。