これは、私が佐那河内村の隣、神山町に住むフードフォトグラファー・近藤奈央(こんどうなお)さんとの公開往復書簡です。
日々の暮らしの中で思ったこと、気づいたことをお互いのブログでお手紙のように伝えていきます。
近藤奈央さんのサイト
https://magewappa-bento.com
なおさんへ
おはようございます
オンライン上でのお手紙、ありがとうございます。
今年は私が佐那河内に引っ越して、神山との物理的な距離が近くなり、仕事以外にもふとしたことを口実に、会ってお話したり、何かお届けものをしたりする機会が増えました。
確かに今年は たくさんお仕事をご一緒させていただきましたね。
私の視点で見返すと、昨年の今頃予定していた自分のスイーツブランドのビジュアル撮影を延期していただきました。
あの時は、煮え切らないまま時間が過ぎることに焦っていて、そんな私の空気を察知したなおさんが、神山での食事会に誘ってくださいましたね。
年が明けた今年の2月末、やっとの事で撮影いただくことができました。
なおさんが撮ってくれた写真のおかげで、私のスイーツについて、一定のイメージを発信することができるようになったのは明確です
案件ごとの感想は一旦置いて起き、ご一緒した全体を見渡して感じるのは、「クリエイター同士で一緒に何かを創造した」という言葉に尽きます。
特に撮影の現場では、ライブ感を大切にしながら、あれがいい、これがいい!、こうするともっと良さそう!と短いツイートを重ねながら最高の一瞬を追い求めた爽快感とういうか、醍醐味というか純粋にクリエイションが楽しい!と思える 時間を共有させていただきました。
初めてデザインに携わった頃のワクワク感にも近くて。
これは、なかなかないことです。
バーチャルとリアルは相対するものではなく補完するもの、とおっしゃいましたがそうですね
snsに触れ始めた20年くらい前は、バーチャルとリアルが別世界で、”ネット弁慶”なんて言葉も会ったのを思い出しました。
今や垣根がなくなってきているしリアルでの人との付き合い、バーチャルでのそれ、かつ、リアルでもバーチャルでも自分が属するグループやコミュニテイが複数あって棲み分けたり、縦横無尽に動いたり。
前向きに言えば バーチャルとリアルを自由に行き来きできるようになった気がします。
先日もぽろっとお話ししましたが今の変わり目は、私は幕末が明治に移り変わる頃または戦後の高度経済成長期に近い気がして、こちらの本を買いました。
暮らしの手帖の戦中戦後
この本は、戦中戦後の一人一人の暮らしの記録が残されていますが、1冊を通して感じたのは日本中の皆がどこの地域であろうとも同じように抱えた喜怒哀楽、
封じたこと、人生最大の出来事があった訳で・・・
その点では 昨今のコロナ禍と重なるものがあり、今歴史を知るべきと思って読み進めました。
要は、
「まげを切って洋髪にして洋服を着る時代がきたけど、どうよ?」
「国を挙げて信じていた方向が違って世界が変わってしまったけど、どうする?」
「オンライン化とか騒がれてるけど、ついてく?」
何か似ていませんでしょうか
これらは 権力によって予定された変化かもしれないし星の周りのせいかもしれないけれど、結局は私たち一人一人が選んで生まれてきた時代なので
とにかく 自分らしく楽しく生きていきたいですね。
はあ、またも長くなりました
読書家ではないので、引き続き色々な本のシェアもしていただけると嬉しいです
(そう言えば 今年、kindleデビューしましたw)
次のお手紙を楽しみにしています。