春先にすいた紙にかいた

2019.06.16

コラム

紙は、真冬の厳寒のもと、手漉きされる。
たまたま出会ったこの和紙は、柔らかいタオルのようで、コシはないが

羽毛のような柔らかさとやさしさがあった。
職人にきくと、季節が春に移り変わる頃に漉かれたようで、

コウゾが腐ってしまったという。
このため、このようなやわらかい仕上がりとなったそうだ。

和紙としては規格外の品質となり、商品にはならないということで
ありがたく ゆずりうけることができた。

何か書いてみたかった。

「自然」と書いてみた。