maorobi labo様について
名古屋市にある、お弁当販売や料理教室を運営するフードラボです。主役となる素材は、岐阜県にある自家農場で育てたお米「ハツシモ」。岐阜県の代表品種でありながら、県外へはほとんど出回らないため“幻の米”と呼ばれています。おかずも一品一品、自身が納得のいく食材を厳選。お弁当の販売のほか、マンツーマンの料理教室やお菓子のオンラインショップも運営し、食を通して季節を味わう日本の文化や、旬の喜びを届けています。
事業の拡大や、ターゲットの見直しに合わせて、ロゴを刷新したいとご相談がありました。また、販路拡大に向けてのリーフレットも合わせてご依頼いただきました。
まずは、今後のビジョンや、これから獲得したい顧客のイメージをヒアリング。それをもとに、ロゴの大まかな方向性をご提案しました。目指すゴールは「二十四節気や自然のリズムを重んじる美しい暮らし」を伝える「身近な存在ではなく特別に頼れる人」。そんな品格ある存在であることを伝えるため、メリハリがあり凛としたフォントを採用。ハイクラスな印象を与えるため、ゆったりした文字間に調整しました。ロゴの最終調整の段階では、オンラインミーティングで画面共有して、実際にイラストレーターを操作しながらIllustratorを操作しながらイメージをすり合わせ、完成しました。
リーフレット制作では、デザインに入る前にmaolobi labo様の取り組みを洗い出し、客観的な視点で事業内容を編集。お弁当の販売だけにとどまらない価値提供が伝わるリーフレットに仕上がりました。
事業を始めて15年。これまでやってきたことを言語化し、ロゴに落とし込むことができたと思います。小林さんはもともと食に携わるお仕事をしていたため、私たちが伝えたい細かなニュアンスを汲み取って形にしてくれました。また、安達さんは若い視点でフラットに私たちの言葉を整理してくれて、くどくなく、それでいて本質が伝わるリーフレットになったと感じています。
前回のロゴはカジュアルで親しみやすい印象でしたが、新しいロゴはよりきちんとした印象を与えるものになりました。それに合わせて、私の心も襟を正すように、より丁寧に仕事に向き合うようになりました。心持ちだけでなく、実際にご注文いただけるお客様も、個人のお客様のほか、企業のお客様にもご注文いただけるようになりました。企業の方も安心して発注できることが、ビジュアルで伝わったのだと思います。デザインでお客様まで変わることは驚きです。
⚫︎クライアント : maorobi labo
⚫︎成果物:ロゴデザイン、箸袋デザイン、リーフレットデザイン (小林幸、安達優香)
⚫︎テキスト・写真:髙木晴香(mado)