ヤッホー!暮らしの往復書簡vol.76

2022.05.28

コラム

これは、私が佐那河内村の隣、神山町に住むフードフォトグラファー・近藤奈央(こんどうなお)さんとの公開往復書簡です。日々の暮らしの中で思ったこと、気づいたことをお互いのブログでお手紙のように伝えていきます。

近藤奈央さんのサイトhttps://magewappa-bento.com/

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なおさん

レターセット、素敵なものを見せてくださって、ありがとうございます。

手書きで心を込めて綴るというのは、とても清々しく美しい日本の文化だと思います。

自分のお気に入りの筆記具が見つかると、一層楽しいですよね。

また一緒に書く機会があればいいなと思います。

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さて、なおさんとモノづくりを一緒にされている9kさんで、書道教室を開いて1年になりました。

少し記録として書いてみようと思います。

教室を始めて1年がたちました。

9k えほんとだがしとものづくり さんにお声がけをいただのが始まり。


まさか自分が書道教室を開くとは思ってもみなかったのですが
本屋さんの一角でスタートして、思いがけず床の間のある和室を借りれるようになりました。

昨夏は子供たちの夏休みの宿題の対策から絵もお教えさせていただく運びとなり

書と絵の教室として運営しています。

参加者は徳島県内の各所から、加えてオンラインで鳥取と名古屋から。
5歳から60代までの男女と、また別で単発で顔を出してくださる方も。


教科書はありません。一人一人に合わせて学びを作っています。

鉛筆や筆を頑張る子もいれば、

書も絵も力を発揮する子、

デザインのような取り組みをする子、

お遍路をしながら書に向き合う方

自分の時間を作るために書くというかた、

ご自身のブランドのロゴを作りたい方、

美大受験並みのデッサンを学ぶ方も。


いずれにしてもご自身の作品を描いて/書いて見せてくれるということは、

その方の心や内側を晒してくれるということです
そのことが あまりにもありがたくて教室の後は 一人で 嬉し泣きをしていました

幼い頃から書と絵の両方を習わせてくれた両親には本当に感謝しています。

おかげで、私には書道と絵に垣根がありません。

「子どもたちには自由な表現を、大人には固定観念の打破を」


書や絵といった創作を通して、自分を律する。

なおさんが書家としてのポートレートをとってくださったのも、とても大きかったです。

デザイナーとは違う一面を引き出してくださって、本当にありがとうございます。

今年は 作品をお見せする機会を作るつもりです。

また相談に乗ってください。