2022.03.16コラム
これは、私が佐那河内村の隣、神山町に住むフードフォトグラファー・近藤奈央(こんどうなお)さんとの公開往復書簡です。日々の暮らしの中で思ったこと、気づいたことをお互いのブログでお手紙のように伝えていきます。
近藤奈央さんのサイトhttps://magewappa-bento.com/
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なおさん
水のあり方について触れてみたいと思いました。
私は山か海か?と聞かれたら俄然「海」と答えます。
広々とした水辺がとても心地よく感じるんですよね。
なぜだかわかりません。言葉にならないところで、安心感や解放感を感じます。
「上善如水」と老子が言うように
自然界においても人間界においても、特に良いあり方とは水のようであること。
固まることなく常に流れていて、形がとどまらず状況や相手によって変化自在な存在とは究極です。
最近、似た言葉で「上徳如谷」という言葉に出会いました。
高徳とは、低い谷のようであること。
まど・みちおさんも反語的な表現で鋭い詩をたくさん残しています。
物事の真理に触れたい時、反対の意味に目を向けると、ハッとするような出来事に出会えるみたいです。
書道合宿から帰ってきたところにて筆を取りました。
では!